TOPICS

【未来を創造する】ドライクリーニングが抱える課題

ドライクリーニングの
未来を創造する

 

以前のブログで、世界の繊維生産量の約70%を化学繊維が占めており、その中でもポリエステルが最大のシェアを持っていることをお伝えしました。

この変化により、ドライクリーニングからの脱却や、ランドリークリーニングへの移行が必要になるのでしょうか?

今回はこのテーマをさらに深掘りしてみたいと思います。

 

消費者ニーズと環境意識の変化

1:『コロナ禍を経て』

パンデミックを契機にリモートワークが普及し、クールビズ政策(ノータイ・半袖シャツ)だけでは実現し得なかった服装の自由度向上(カジュアル化)が加速しました。その結果、従来のビジネススーツの需要は構造的に減少したと考えられます。つまりはスーツを頻繁にクリーニングに出す需要も減少し、クリーニング業界の一つの柱が揺らいでいます。

2:『化学繊維の台頭』

近年、アパレル業界では化学繊維の採用が急速に進んでいます。天然繊維に比べ、耐久性やシワになりにくい特性が評価され、日常生活での利用が拡大中です。 また天然繊維でも、家庭洗濯が可能な繊維の開発も進んでおり、従来のドライクリーニングに依存しない選択肢が増えています。これにより、従来のクリーニング方法に対する依存度が減少しています。

3:『消費者の節約志向』

経済的不安や物価上昇、景気の低迷といった要因により、消費者の節約志向が強まっています。特に、コストパフォーマンスや価格に敏感な消費者が増えており、必要なものをより安く手に入れようとする傾向が顕著です。また、割引やセールを重視し、必要のないものは購入しないよう心掛けることが多いです。これらの傾向は、自身に置き換えてみるとよく理解できますね。

4:『環境への配慮』

環境負荷低減は消費者だけでなく、企業側にも重要なテーマとなっています。

去年ニュースになりましたが、アメリカ環境保護庁(EPA)は、パークロロエチレン(PCE)のほとんどの用途を禁止する規則を最終決定し、特にドライクリーニングにおける使用を10年かけて段階的に廃止することを発表しました」との内容ですが、現在主流である石油系溶剤類の動向も静岡問題の件もあるので、しっかりと注視していかなければいけません。

 

 

数字で見る市場の変化

次に、クリーニング業界の市場規模を見てみましょう。出典元により多少数字に前後はありますが、おおよそ約2700億円〜2800億円規模といわれています。先日のゼンドラでは、2024年の市場規模として2778億円が記載されていました。

ここで注意すべきなのは、この2778億円という数字にはコインランドリー需要も含まれているということです。

現在、コインランドリーの需要は約1000億円規模とされ、毎年微増しています。このことから、クリーニング需要の減少が伺えます。

 

まとめ

従来のドライクリーニング中心のモデルは、長い歴史と確かな技術に支えられ、信頼を築いてきました。しかし、高単価なドライクリーニングへの依存が根強いという課題も抱えています。

一方で、消費者ニーズの変化や化学繊維の普及、環境意識の高まりに加え、原材料やエネルギーコストの上昇が業界に大きな影響を与えています。こうした状況の中で、ドライクリーニング業界は転換期を迎えていますが、新たなビジネスモデルを生み出すチャンスも必ずあるはずです。

これらの変化は、より快適で持続可能なライフスタイルへとつながる可能性を秘めています。では、この新しい時代において、クリーニング業界はどのように進化し、生き残っていくのでしょうか?

皆さんは、どのようなクリーニングサービスに未来を感じますか?業界の変革に期待することや、求められるサービスについて、ぜひコメントでお聞かせください。

 


■『メール』でのお問い合わせ
こちら

■『電話』でのお問い合わせ
025-386-9332

■『FAX』でのお問い合わせ
025-386-1265